Archleaf

風吹き渡るデッキの家

2003/京都市/木造2階建て/186u

南東より外観
南側を妻側とした大きな切妻屋根です。
若い夫婦の家らしい明るい外観です。
大屋根とバルコニー見上げ
大屋根の軒裏はハイサイドライトを通して、そのまま2階の天井に連続します。バルコニーの真ん中の奥は吹き抜けになっていて、1階の奥深くまで光を誘い込みます。大きな家なので光をどうやって奥まで入れるかが大きなテーマでした。
棟上げの時
私が一番好きな瞬間です。仕上げが施される前の端正な構造体が見えます。誤魔化しの効かない正直な姿です。服を着る前の肉体美です。真ん中の吹き抜けを中心として光や風が入っていく様が見て取れます。大屋根の垂木が整然と並び軽やかに全体を包み込みます。
玄関ポーチの屋根
敷地の制約上、玄関ポーチの屋根の軒先と建物の外壁の線とが平行ではありません。普通に片流れの屋根にすると軒先が傾いてしまいます。そこで陸屋根にして柱もわざと本数を増やして形を整えました。写真手前はスロープ、向こうは階段になっています。